「かぼちゃ」と聞くと、どんなことを思い浮かべますか??
よく冬至にかぼちゃを食べると風邪をひかない!という声をあなたは聞きませんか。
冬至とは、1年で最も太陽が出ている時間が短く、夜が長い日のことをいいます。
ではどうして、冬至にかぼちゃを食べると風邪をひかないと言うのでしょうか?
かぼちゃは夏野菜ですが、冬至にかぼちゃを食べるようになった理由とは?
かぼちゃに含まれる栄養素が風邪予防に効くからなの?
とたくさんの疑問点があります。
そこで、かぼちゃは冬至に食べると風邪をひかない理由を、探っていきたいと思います。
冬至にかぼちゃを食べるようになった理由とは
冬至にかぼちゃを食べるようになったのは、江戸時代中期頃からです。
昔は今のように食料が豊富ではないし冷蔵庫もないので、冬になると野菜不足が心配されていました。
ですが、かぼちゃは長期保存ができる野菜のため、冬に栄養を摂る野菜として、夏野菜であるかぼちゃを保存して、冬に食べるようになったのです。
栄養をつけて寒い冬を乗り切るためという昔の知恵でもあります。
冬まで保存したかぼちゃは甘みが出て、より美味しくなり、栄養価が高い野菜のため、風邪をひきにくいと言われています。
2021年の冬至は、12月22日(水)です。
それでは、かぼちゃにはどんな栄養素が含まれ、風邪予防によいと言われているのか見ていきましょう。
かぼちゃは風邪予防に効く栄養素がたくさん
江戸時代から、風邪予防に効くと言われ、食べられてきたかぼちゃにはどんな栄養素が含まれて、効果を発揮するのでしょうか。
免疫力アップ
免疫力アップに有効なβカロテンを豊富に含みます。
βカロテンは粘膜などの免疫を高める力があり、細菌やウイルスの侵入を防ぐ働きがあります。
そのため、風邪予防に効くと言われています。
アンチエイジング(老化防止)
ビタミンA,Eは老化原因の活性酸素の発生を防ぐ抗酸化作用があります。
そして悪玉コレステロールの酸化も防ぐことができるので、動脈硬化や生活習慣病の予防に期待ができます。
また女性に嬉しいアンチエイジング効果も期待できます。
ビタミンCはお肌の天敵であるメラニン色素の生成を防ぐことができます。
また、コラーゲン生成を促す働きがあるので、紫外線による皮膚のシミやしわを防いでくれます。
ビタミンCは熱に弱い性質ですが、かぼちゃに含まれるビタミンCは加熱しても壊れにくい特徴があります。
加熱してもビタミンCの効果が期待できるのは嬉しですね。
便秘解消
便のカサ増しや腸の動きを促す働きを持つ、不溶性食物繊維を多く含みます。
かぼちゃの皮にもたくさん含まれているので、皮も一緒に摂ることをおすすめします。
むくみ改善
むくみを軽くしてくれるカリウムを多く含みます。
カリウムは余分なナトリウムを排出する働きがあるので、むくみの解消や高血圧予防に効果があります。
このように、かぼちゃは優れた栄養素があります。
しかし、他の野菜に比らべて糖質が高いため、食べ過ぎには注意してください。
風邪予防に効くかぼちゃのレシピ
かぼちゃの栄養たっぷり、風邪予防に効く味噌汁をご紹介します。
小さい子どもがいるので、少し煮崩れするぐらいまで煮ると、かぼちゃの甘みが出てゴクゴクと汁まで飲んでくれます。
また、ネギを散らすと風味が出て美味しいですよ!
ほくほくしたかぼちゃの味噌汁を飲んで風邪に打ち勝ちましょう。
まとめ
- かぼちゃは江戸時代から、風邪予防に効くと食べられてきた
- 風邪予防に効く栄養素がたっぷり含まれている
- 女性に嬉しいアンチエイジング効果も期待できる
- かぼちゃは長期保存ができる
- かぼちゃは糖質が高いため、食べ過ぎに気を付ける
これからの季節はもちろん、普段の食事にかぼちゃの味噌汁を摂り入れ、風邪をひかない免疫をつけましょう。
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